こんにちは。平屋の住み家です。
気に入った土地がその地域の相場より安かったとき、ぜひみなさんに調べてほしいことがあります。
それは、『相場より安く設定した理由』です。
一般的に、建築条件付き土地の価格設定は相場よりお得です。
その理由は、その分のマイナスを建築費用で回収できるからです。
また、旗竿地や不整形地も相場より安い傾向があります。
その理由は、形が悪い土地や使い勝手が悪い土地より、正方形や長方形に整った整形地の方が人気が高いからです。
段差や傾斜がある土地も、購入後に造成工事や擁壁工事が必要になるため価格設定は低めです。
そういえば、同じ分譲地内でも、道路が北側に面している土地は南側に面している土地より坪単価を低めに設定することが多いですよね。
日当たりを重視する方が南側道路の土地を好むからだと思いますが、日当たりよりプライバシーを優先する方にとっては、視線が少ない北側道路の土地はお買い得と言えるでしょう。
そのほか、長い間売れ残っている土地も、値下げによって相場より安くなります。
段階的に値下げするか、注目度を上げるために一気に値下げするか。
その判断は業者によって異なりますから、定期的な調査は欠かせませんね。
このように、一目で理由がわかる土地なら調べるのは簡単ですが、そうでない場合、まずは土地情報を調べましょう。
その土地の用途地域、地目、建ぺい率、容積率、斜線制限、高さ制限などは、設計にどのような影響を与えるでしょうか。
過去に、自然災害による被害は発生していないでしょうか。
水道やガスの配管は整備されているでしょうか。
次に、現地を訪れて周辺環境を調べてみましょう。
近くに火葬場などの嫌悪施設はありませんか?
工場や幹線道路などの騒音やニオイに問題はありませんか?
周辺より低いなら、雨が降るたびに水が流れ込む恐れはないでしょうか。
相場より安い理由があなたに損害を与えないなら、その土地は掘り出し物です。
判断に迷ったときは、不動産会社や施工業者に相談しましょう。
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営業部 小塚